半音基準法 世界一シンプルな弾き語りのためのコード理論その5 ダイアトニックコード編 for ギタレレ・ウクレレ・ギター


一般的な音楽理論では、音程を考える際に度数を基準としています。この場合、同じ度数でも長短増減によってさらに細分化されることになりますので、一つの数字で表す度数の中に複数の音が存在することになり、音楽理論に詳しくない人は混乱してしまう可能性があります。


そこで、ギタレレ・ウクレレ・ギターなどのフレット楽器の音程の最小単位である半音を基準にしてコードを分析する「半音基準法」を考案しました。


膨大な音楽理論体系全体で考えれば、度数を基準とするメリットは大きいのかもしれませんが、「弾き語りに必要なコード理論」という極めて限定された範囲であれば、半音基準法によってコードの仕組みがとてもシンプルでわかりやすくなります。


第五回目の今回は、ダイアトニックコードについて考えてみます。


実はダイアトニックコードやコード進行などを考える場合には、通常の音楽理論通りに度数を基準に考えた方が分かりやすいと思われます。
それでも、コードの構成音を理解するには半音基準法の方がシンプルですので、両方の視点を持っておくと良いと思います。
理論とは「諸々の現象を説明するためのアイデア」ですので、道具として状況に応じて適切なものを選択して利用すれば良いわけです。カレーを食べる時にはスプーンを使い、パスタを食べる時にはフォークを使うように。


さて、今回あえてダイアトニックコードを取り上げた理由は、メジャースケールのダイアトニックコードにおいてⅦのコードが「Ⅶm(♭5)」と記載されることが多いのが気になったからです。コードの構成音から考えると明らかにDiminished Traidであるにもかかわらず、なぜ「Ⅶdim」ではなく「Ⅶm(♭5)」という例外的な表記がなされているのか?


私見を述べた上で、「Ⅶdim」と捉えることによって浮かび上がってくるある法則のようなものにも言及してみました。


(参考にしたサイト)
・ギター・マガジンWEB
https://guitarmagazine.jp/for_beginners/2021-0817-shibanzukun-seminar-26/


(半音基準法についてのこれまでの動画)
・半音基準法 世界一シンプルな弾き語りのためのコード理論その1 三和音について for ギタレレ・ウクレレ・ギター
https://youtu.be/zweuTJaP3Ug
・半音基準法 世界一シンプルな弾き語りのためのコード理論その2 四和音について for ギタレレ・ウクレレ・ギター
https://youtu.be/m7VL2qfwVqM
・半音基準法 世界一シンプルな弾き語りのためのコード理論その3 五和音について for ギタレレ・ウクレレ・ギター
https://youtu.be/v4FCxfMI2K4
・半音基準法 世界一シンプルな弾き語りのためのコード理論その4 スケール編 for ギタレレ・ウクレレ・ギター
https://youtu.be/WCgV5O35Bi0


(その他)
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一五一会用押弦ツール「押弦君」の作り方

今回は一五一会用の押弦ツール、「押弦君」の作り方をご紹介します。
材料はすべて100円均一ショップ「DAISO」で調達しました。


【材料】
①粘着フック(ボタン型、6.2cm)
②印鑑マット
③工作材料P-10 直方体(90mm×30mm×15mm)8個



【その他準備するもの】
・カッターナイフ
・両面テープまたはボンド等
・やすりまたはサンドペーパー


【作り方】
1.台座を作る
③の直方体をカッターナイフなどで図のように削り、やすりまたはサンドペーパーで表面を滑らかにします。



2.ゴム板を台座に取り付ける
②の印鑑マットを長さ90mm、幅7mm程度に切って、両面テープまたはボンド等で台座の上に貼り付けます。



3.グリップを取り付ける
ゴム板を張り付けた台座を、①の粘着フックに貼り付けます。

粘着フックには最初から両面テープが貼られています。



4.目印をつける
ゴム板が貼られている位置が、上から見てもわかるように目印をつけます。画像では黒マジックでラインを入れています。



※グリップは他の形状のものも試作してみましたが、今のところボタン型が一番使いやすいようです。




※グリップに関しては、個々人に適したものを色々工夫できる余地がまだまだあると思います。例えば自力では握りにくい場合などは、マジックベルトで固定することもできるでしょう。

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