中古ギタレレをネットで買う際の注意点

中古ギタレレを7台、ネットで買った経験から気づいた注意点についてシェアします。


中古ギタレレをネットで買う際の注意点
【一般的な注意事項】
①想定外の事も起こり得る、ということを理解しておく
②これは絶対ダメ、ここまでは OK、といった自分の基準を決めておく
③説明欄をよく読み、画像をよく見る
④気になる点は出品者に問い合わせる


【ギタレレを見る時のチェックポイント】
①きちんと楽器として使えるものかどうか
商品説明欄に「音出し確認」「音出しOK」等が記載されていれば、おそらく大丈夫でしょう。
逆に「ジャンク」などと書かれている場合は、楽器として成り立っていない可能性もありますので注意が必要です。


②加工や改造の有無
商品説明欄にきちんと記載されていたり、画像から明らかにわかるものは問題ないでしょう。
とてもわかりにくかった実例として、ナットを加工していたものを見たことがあります。ナットの溝の幅が不均等になっていたのですが、そのことへの言及はまったくまりませんでした。弦が張られた画像があれば一目瞭然だと思うのですが、弦が張られていない状態の画像しかありませんでした。これはよほど注意して画像を見ていないと見落としてしまいそうだと思いました。

意外に多かったのがサドルの加工です。7台中3台は明らかにサドルを加工した形跡が見られました。通常は弦高を低くして弾きやすくするためにサドルを削ることが多いので、弾きやすくなっている分にはまったく問題ありません。ただし、稀に削り過ぎてしまって、弦がフレットにあたって鳴りが悪くなってしまうことがありますので注意しましょう。
もしサドルに不具合があったり、自分で加工して失敗してしまった場合に備えて、ギタレレ専用サドルの購入方法を記しておきます。
最寄りの楽器店で、ギタレレ用のサドル、製品番号「QA079100」の取り寄せ依頼をすればOKです。1個\380+消費税になります。


③変形や傷、汚れの状態
ネックの反りやフレットの摩耗なども一応確認しておきましょう。ナイロン弦は柔らかいので、多分これらの問題は少ないのではないかと推測しています。
傷については、自分の基準に沿ってチェックしましょう。
汚れは、拭けばきれいになる埃などは問題ありませんが、シールを剥がした跡やペグ周辺の金具の錆びなど、そのまま残るものありますので、自分の基準に沿ってチェックしておきましょう。


④新モデルか旧モデルか
ヘッドのロゴがヤマハのマークになっているものが最新モデルで、ローマ字で「YAMAHA」と書かれたものがおそらく一つ前のモデルではないかと思います。
音はどちらのモデルでも問題ありませんが、ネックの太さが違います。
ナットの付け根部分で指板の表面からネックの後ろを回って反対側の指板の表面までの距離を巻き尺で測ったところ、

旧モデル:8㎝

新モデル:7.5cm

でした。
ネックの太さは直接弾きやすさに影響しますので、自分に合ったものを選びましょう。


【その他】
①送料
ギタレレ本体の値段に加え、送料がかかる場合がありますので、気をつけておきましょう。
中古品の場合、ギタレレ本体は\2000~\6000程度、送料は離島を除き\1500~\2000程度のことが多いようです。


②出品者の評価
中古品を取り扱っているサイトや、オークションサイトなどでは出品者の評価が数値化されている場合がありますので、参考にしても良いかもしれません。


とてもビックリした実体験も動画の中で紹介していますが、それも含めて個人的には大満足しています。
比較的状態の良い中古品は、とてもコストパフォーマンスが高いです。ギタレレ自体が元々、定価\14850、販売価格\10000程度と抜群にコストパフォーマンスが高い楽器なのですが、それが更に安く入手できるので、もうウハウハです。


これからギタレレ購入を考えている方の何らかの参考になれば嬉しいです。


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レインボーチューニングのご紹介

前の二つの記事では、ギタレレ標準チューニングとギター標準チューニングのそれぞれで音比べをしてみました。しかし、個人で弾き語りを楽しむということに限って言えば、標準チューニングにこだわる必要はまったくありません。自分の声のキーにチューニングを合わせれば良いわけです。



これを実現するために、レインボーチューニングというものを考案しました。

この図はギターの指板の模式図になっています。
一番左側がギター標準チューニングになり、一番右側がその1オクターブ上のチューニングになります。


この1オクターブの間で2フレット、つまり半音2個刻みでチューニングを創っていきます。そうすると合計で七つの音色を楽しめることになるので、これら七つのチューニングを総称してレインボーチューニングと名付けました。


それぞれのチューニングについては、虹の七色になぞらえて、周波数の低いものからRainbow Red Tuning、Rainbow Orange Tuning、Rainbow Yellow Tuning、Rainbow Green Tuning、Rainbow Blue Tuning、Rainbow Indigo Tuning、Rainbow Violet Tuningと名付けました。



それぞれのチューニングの間については、両サイドのチューニングを半音上げまたは半音下げで対応可能ですので、このセットで1オクターブをすべてカバーできることになります。


これで、キーが合わないがために弾き語りを楽しめないという人が世界からいなくなります。誰でも手軽に弾き語りを楽しめるようになる、その土台ができたと言ってもいいでしょう。


具体的には、Rainbow Red TuningからRainbow Green Tuningについては、既成の弦を使用し、Rainbow Blue TuningからRainbow Violet Tuningまでは自分で作りました。Rainbow Violet Tuningについては、ハンサムレコードから出ているハイオクターブ弦をそのまま利用しても良いと思います。個人的には、フロロカーボン主体だと高音域の音が少しキンキンしすぎるように感じたので、低音弦はフロロカーボン弦、高音弦はナイロン弦のハイブリッドで設定してみました。


Rainbow Red Tuning :D'Addario EJ44 + YAMAHA NS110(ギタレレ標準チューニングに使用できる弦)
Rainbow Orange Tuning :クラシックギター用のハイテンション弦(SAVAREZ 500AJなど)
Rainbow Yellow Tuning :クラシックギター用のノーマルテンション弦(D'Addario EXP45など)
Rainbow Green Tuning :クラシックギター用のローテンション弦(YAMAHA NS110など)、ギタレレ標準チューニングに使用できる弦(Aquila GUILELE専用弦など)
Rainbow Blue Tuning :ギタレレおじさんオリジナルブレンド弦
Rainbow Indigo Tuning :ギタレレおじさんオリジナルブレンド弦
Rainbow Violet Tuning :ハンサムレコードのハイオクターブ弦またはギタレレおじさんオリジナルブレンド弦


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ギター標準チューニング 3通りの方法 音比べ

ギタレレをギター標準チューニングにする、3通りの方法で音比べをしてみました。
今回ピックアップした弦は以下の通りです。
D'Addario EJ44 + YAMAHA NS110
SAVAREZ 500AJ
フロロカーボン弦 + 特殊素材弦


D'Addario EJ44 + YAMAHA NS110
D'Addario EJ44は6弦だけを使い、そのまま6弦に張ります。次に、YAMAHA NS110の6弦を5弦に、5弦を4弦に、4弦を3弦に、2弦を1弦に、ひとつずつずらして張ります。
6弦だけは少しテンションが低めになりますが、5弦以下は良い感じのテンションが得られます。
5弦以下は必ずしもYAMAHA NS110でなくても、ギタレレ標準チューニングに使える弦ならどれでもOKです。


SAVAREZ 500AJ
このセット弦をそのまま張ります。セット弦なので、まとまりや各弦のバランスが良く、音も良いです。
しかし、個人的には少しテンションが低いように感じました。


フロロカーボン弦 + 特殊素材弦
これも前回の記事の全弦フロロカーボン弦にするのと同じ流れです。ただしギター標準チューニングだと、音が低すぎて特に6弦では十分なテンションが確保できないため少し無理がありました。そこで、1オクターブ上げた設定になっており、「ハイオクターブ弦」と名付けられています。これもすべてフロロカーボン弦にする予定だったようですが、1弦と2弦はフロロカーボンだと比重の関係でナイロン弦より細くなってしまうので、強度がもたなかったようで、特殊素材の弦が採用されたようです。
これはギター標準チューニングとは別物と考えた方が良いと思います。ですが、とても面白い試みで、音も楽しい感じです。弾き語りをするうえでは、1オクターブ高くても歌は同じキーで歌えますので全然問題はありません。


音の好みは人それぞれですので、自分が楽しくなるような弦を選んでいただければ良いと思います。
なんといっても自分が楽しいのが一番ですね!


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3種類の弦 音比べ

ギタレレで、3種類の弦の音比べをしてみました。
今回ピックアップした弦は以下の通りです。
YAMAHA NS110
Aquila GUILELE専用弦
全弦フロロカーボン弦


YAMAHA NS110
ギタレレの工場出荷時にはこの弦が張られています。ギタレレ標準弦と言ってもいいかもしれません。初めて引いた時には、他の弦に比べて1弦のテンションが強く感じましたが、今はもう慣れました。ナイロン弦らしく柔らかく癖のない音色だと思います。比較的廉価なので、交換もしやすいでしょう。


Aquila GUILELE専用弦
こちらはナイルガット弦になっています。高音弦の鳴りがボディーを通じて身体に響いてきて心地よい感じです。


全弦フロロカーボン弦
傷みやすい巻き弦は使わずに、すべてフロロカーボン弦になっています。6弦の音が少しこもった感じになります。音的にはどこまで許容できるか、ということになると思います。しかし、ほとんど弦交換が必要ないであろうことは、思った以上に魅力的です。


音の好みは人それぞれですので、自分が楽しくなるような弦を選んでいただければ良いと思います。
なんといっても自分が楽しいのが一番ですね!


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